Appleが次期macOS Sequoiaにおいて、画面録画アプリの権限再認証を定期的に要求する新しいセキュリティ対策を導入することが明らかになりました。この変更は、一部のMacユーザーの間で不評を買っているものの、ユーザーのプライバシーとセキュリティを強化するための措置とされています。
macOS Sequoiaのベータテスト中には、画面録画アプリの権限に関するポップアップが週次で表示されていましたが、ユーザーからのフィードバックを受けて、Appleはその頻度を月次に変更しました。このポップアップは、ユーザーに対し、画面録画アプリがユーザーの画面および音声にアクセスできることをリマインドするものです。
ポップアップメッセージには次のような内容が含まれています。
[App Name] is requesting to bypass the system private window picker and directly access your screen and audio. This will allow [App Name] to record your screen and system audio, including personal or sensitive information that may be visible or audible.
「[アプリ名]がシステムのプライベートウィンドウピッカーをバイパスし、直接あなたの画面および音声にアクセスしようとしています。これにより、[アプリ名]は画面およびシステム音声を録画できるようになります。これには、個人情報や機密情報が含まれる場合があります。」
このポップアップが表示される際、ユーザーは「1か月間許可」オプションを選択するか、システム設定を開いて画面録画オプションにアクセスすることができます。以前のベータ版では、Macを再起動するたびに画面録画アプリの権限を再承認する必要がありましたが、今回のアップデートでこの要件は撤廃されました。
現時点では、ユーザーが画面録画機能へのアクセスを恒久的に許可する方法は提供されていませんが、週次のポップアップに比べて月次のポップアップはユーザーにとっては多少なりとも利便性が向上しています。
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