2024年5月20日 (米国現地時間)、Microsoftは新しいSurface Proを発表し、Appleの15インチM3 MacBook Airに対抗する強力なデバイスを市場に投入しました。このSurface Proは、AI機能を強化した「Copilot+ PC」の第一弾として投入され、AI機能の強化でAppleを引き離したいMicrosoftとしては重要な製品です。
M3 MacBook Airを凌駕するパフォーマンス
新しいSurface Proは、QualcommのARMベースのSnapdragon X Eliteプロセッサを搭載しており、12コアおよび10コアの強力な処理能力を持っています。
Cinebenchベンチマークの結果によると8コアCPUおよび10コアGPUを持つ15インチM3 MacBook Airに比べて、58%高い持続的なマルチスレッドパフォーマンスを実現しています。
Microsoftは、この新しいデバイスの処理能力がAppleの最新モデルを凌駕すると主張しており、特にAI機能の活用においてその優位性を強調しています。これにより、複雑なタスクや多重タスクの処理が一層スムーズに行えることが期待されます。
優れたバッテリー持続時間
バッテリー寿命においても、新しいSurface Proは劇的に改善しました。。新しいSurface Proは、最大15時間のウェブブラウジングと22時間のローカルビデオ再生が可能です。
一方、15インチM3 MacBook Airは、同じく15時間のウェブブラウジング時間を提供しますが、ローカルビデオ再生時間は18時間にとどまります。
主な機能
新しいSurface Proは、従来のSurface Proを世襲し2 in 1です。つまりこれまでと同様にノートパソコンとしてもタブレットとしても使用可能です。さらに、OLEDディスプレイを搭載したモデルも用意されています。
重さはわずか895gと軽量で持ち運びが容易です。また、最新のWi-Fi 7をサポートやニューラルプロセッシングユニット (NPU)による高度なAI支援機能も利用可能です。
新しいSurface Proの価格は?
新しいSurface Proの価格は、液晶を搭載したモデルで(999.99ドル)から。OLEDディスプレイ、Snapdragon X Eliteチップ、16GB RAM、512GB SSDを搭載した上位モデルは、¥295,680(1,499.99ドル)から。この他にも、Microsoftは同じSnapdragon X Eliteチップを搭載したSurface Laptopを発表しています。
※括弧の中の金額は米国でのもの。
まとめ
新しいSurface Proは、強力なパフォーマンス、優れたバッテリー寿命、最新のデザインと機能を備えたデバイスとして注目されています。特にAI機能の強化により、ビジネスユーザーからクリエイターまで、幅広いユーザー層に対応できる点が魅力です。Microsoftの戦略は、Apple Siliconに対抗するだけでなく、Windows PCの新たなスタンダードを確立することを目指しています。
ただし、AppleとともにMicrosoftも強力なARMを獲得したことで、ARMに完全に移行したAppleとともに、MicrosoftもARMに偏重していくのかについては注視する必要があるように感じます。一般消費者としてはARMの投入によりPCの購入の際に混乱させる要因になるだけでなく、旧来のx86ベースのPCの将来性に疑問符が付く可能性があります。
AppleはARMベースへの移行を完了させており、既にIntel ベースのMacのサポートを残酷に切り捨てています。これを消費者への「短期的」なデメリットして片づけたいAppleですが、Microsoftはこの路線に走るとは思わないものの、一度ARMサポートで苦い経験を味わっている同社がどのように舵を切るのかは現時点で不明瞭です。
この新しいSurface Proが市場でどのような評価を受けるのか、そしてAppleのMacBook Airとの競争がどのように展開するのか、今後の動向に注目が集まります。