ウォール・ストリート・ジャーナルはAppleとMeta(旧Facebook)がiPhoneに搭載するAIについて協議したと報じました。これまでAppleとMetaは両者のプライバシーの考え方などが原因で度々衝突していたことで有名でした。(Neowin)
AppleはAIに関するパートナーを積極的に探している
Appleは今年6月に開かられたWWDC24(Worldwide Developers Conference)で公開したiOS 18やiPadOS 18、macOS 15 SequoiaにOpenAIのChatGPTを自社製品に統合しネイティブに使用できるように変更しました。
この変更によりiPhoneやiPad、macOSではより簡単にChatGPTを活用したより高度な作業支援を受けることが可能になります。
一方で、欧州連合(EU)域内のユーザに対しては、Appleが開発する高度なAI支援機能「Apple Intelligence」などの機能をデジタル市場法(DMA)を念頭に提供を延期することを発表。また中国ではChatGPTを禁止しているため、AIを提供する企業を募集していることが報じられていました。
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犬猿の仲であるMetaと協議?
Appleはこれらの懸案に対応するためか、AIの開発でリードしているMetaとも協議をしているとウォール・ストリート・ジャーナルは報じました。
ただ、AppleとMeta は、過去にプライバシー関連の方針を巡って何度も衝突してきました。近年では、AppleがApp Tracking Transparency (ATT)機能を導入したことで、ユーザが明示的に許可しない限り、アプリによるトラッキングが不可能となったことです。この変更により、Metaの広告ビジネスに大きな影響が及びました。
MetaのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、Appleのプライバシー機能がMetaのビジネスモデルに対する攻撃であると批判しました。一方で、AppleのCEOティム・クック氏は、ユーザのプライバシー保護を強調し、これが基本的人権の一部であると真っ向から対立していました。
AppleはChatGPTの使用料などを金銭的なやり取りを行わないことについて報じられており、もしMetaとの協議でAppleデバイスにMetaの開発するAIが使用される場合にはその契約の中身についても注目されることになります。