Appleは、今年の秋に公開予定のiOS 18、iPadOS 18、およびmacOS Sequoiaで、写真アプリに新たな「リカバリー」機能を追加しました。この機能は、失われたり破損したりした画像やビデオを復元するのに役立ちます。(MacRumors)
「リカバリー」アルバムは、写真アプリのユーティリティセクションに表示され、ユーザーのデバイスに保存されているが、写真ライブラリに含まれていない画像やビデオがある場合にのみ現れます。写真アプリ内で「リカバリー」アルバムを見つけた場合、そのアルバムにアクセスして、保存されている画像やビデオを永久に削除するか、ライブラリに復元するかを選択できます。
写真やビデオが失われる原因として、データベースの破損、カメラアプリで撮影した画像が正しく保存されなかった場合、またはサードパーティアプリが写真ライブラリを管理する際の問題が挙げられます。
以下の手順で、失われた画像やビデオを復元できます。
- 写真アプリを開き、アルバムにアクセスします。
- ユーティリティセクションにスクロールし、「リカバリー」アルバムを選択します。
- アルバム内の写真やビデオをタップするか、複数のアイテムを選択します。
- 「永久に削除」または「ライブラリに復元」をタップします。
iOS 18、iPadOS 18、またはmacOS Sequoiaにアップグレードすると、iPhone、iPad、またはMacは自動的に復元可能な写真やビデオをスキャンし、即座に失われたコンテンツにアクセスできるようになります。
注意点として、デバイス上に失われた写真やビデオが存在しない場合、「リカバリー」アルバムは表示されません。
以前、iOS 17.5.1とiPadOS 17.5.1では、データベースの破損問題に関連するバグが修正されました。iOS 17.5およびiPadOS 17.5をインストールした一部のユーザーは、長期間削除された画像がフォトライブラリに再出現する問題が発生しました。Appleは、これがデータベースの破損によるものであると説明しました。
最新のソフトウェアアップデートに含まれる「リカバリー」アルバム機能は、同様の問題の再発を防止し、ユーザーが中途半端な状態の写真やビデオにアクセスできるようにすることを目的としています。
現在、iOS 18、iPadOS 18、およびmacOS Sequoiaのベータ版は、開発者およびパブリックベータテスター向けに利用可能です。これらのソフトウェアアップデートは、この秋に一般公開される予定です。
関連> Appleの新しいmacOS Sequoiaが開発者に公開、新機能や見どころを紹介!
関連> OpenCore Legacy Patcher、2024年冬までにmacOS 15 Sequoia対応を目指す