Microsoft、Windows 11の「アカウント マネージャー」を改善

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Microsoft、Windows 11の「アカウント マネージャー」を改善

MicrosoftはWindows 11に「アカウント マネージャー」という新機能を導入しました。これは、スタートメニューのプロフィールアイコンをクリックすると表示されるパネルで、従来のプロフィールボタンやアカウント切り替え機能を置き換える形で導入されました。しかし、この変更は多くのユーザーから不評を買い、使い勝手の悪さが指摘されていました。具体的には、以前は見えていたサインアウトやアカウント切り替えのボタンがサブメニューに隠されてしまったため、操作が煩雑になった点が問題視されていました。(Neowin)

しかし、Microsoftはこの問題を修正する動きを見せています。先週金曜日にBetaチャネル向けにリリースされたWindows 11のビルド22635.4145では、アカウント マネージャーが改善され、「サインアウト」ボタンが再び目立つ位置に表示されるようになりました。このボタンは、これまでサブメニューに隠されていましたが、新しいビルドではメインビューに配置されるようになり、ユーザーにとってより直感的な操作が可能となっています。ただし、他のアカウントに切り替えるには、依然として三点リーダーボタンをクリックする必要があります。

この更新されたアカウント マネージャーはデフォルトで有効になっており、特にOS設定を変更する必要はありません。ただし、この変更は公式のリリースノートには記載されておらず、X(旧Twitter)ユーザーが発見したことから明らかになりました。

@phantomofearth
「スタートメニューのアカウントマネージャーに、Beta 22635.4145で良い(未公開の)改善が加えられました。サインアウトオプションが「その他のオプション」メニューではなく、メインビューに表示されるようになりました。」

Microsoftがこの改善されたアカウント マネージャーを安定版のWindows 11およびWindows 10に迅速に導入することが期待されています。なお、Windows 10でも同様の機能が提供される予定ですが、現時点では最新のプレビュービルドで非表示となっています。

ビルド22635.4145には、他にも新しいマウス設定(スクロール方向やカーソルの加速設定)、Windows Spotlightのデスクトップ背景の改善、スタートメニューの変更、さらには多数のバグ修正が含まれています。

このように、Microsoftはユーザーのフィードバックを反映し、より使いやすいUIを提供するために引き続き改善を進めています。今後のアップデートに注目が集まります。