半導体大手NVIDIAは、サポートが終了しているWindows 7およびWindows 8/8.1を使用しているユーザー向けに、新しいグラフィックドライバー「バージョン475.06」をリリースしました。Microsoftや他の多くの開発者がこれらの古いOS (オペレーティングシステム)のサポートを終了している中で、NVIDIAはセキュリティの向上を目的として定期的にドライバーの更新を提供しています。(Neowin)
非WHQLドライバー
今回リリースされたバージョン475.06は、WHQL (Windows Hardware Quality Labs) 認定を受けていない非WHQLドライバーです。MicrosoftはWindows 7および8/8.1向けのWHQL認定ドライバーの提出を受け付けていないため、このドライバーはMicrosoftの公式なテストおよび認定プロセスを経ていません。
セキュリティに特化した更新
このアップデートはセキュリティ目的に特化しており、ゲームや機能に関連する修正や最適化、新機能の追加は含まれていません。Nvidiaは、最新のOSにアップグレードできないユーザーのために、定期的に脆弱性を修正し、セキュリティを強化することを目的としています。
古いGPUとOS向けのセキュリティに特化した更新は今年の2月にも行われており、今回も同様の措置と言えそうです。
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サポート期間はまもなく終了
Nvidiaは、Windows 7および8/8.1向けドライバーの重要なセキュリティアップデートを2024年9月まで提供すると約束しています。それ以降は、ユーザー自身でセキュリティを確保する必要があります。
市場シェア
Statcounterによると、Windows 7の世界市場シェアは約2.86%であり、ゲーミング市場におけるシェアはわずか0.38%です。この割合は小さいように見えますが、全世界で15億台以上のWindows PCが存在することを考えると、3%未満のシェアでも相当数のデバイスが存在することになります。
アップグレードの推奨
Nvidiaは、最新のOSへのアップグレードが困難なユーザーがいることを理解しており、そのためセキュリティアップデートを提供し続けています。ユーザーには最新のドライバーに更新することでシステムのセキュリティを維持することを強く推奨します。
対策の内容は
現時点では、バージョン475.06で修正された具体的なセキュリティ脆弱性についての情報は公開されていません。Nvidiaは、より多くのユーザーが475.06に更新するのを待ってから、修正された脆弱性の詳細を公開する予定です。
修正内容については、数日後にNvidiaの公式製品セキュリティページを確認してください。
また、475.06のリリースノートはこちらをご覧ください。
まとめ
もし、現在利用しているOSがWindows 7または8/8.1を利用していて、Nvidiaのグラフィックカードを搭載している場合は、セキュリティを確保するために最新のドライバー「バージョン475.06」に更新することが重要です。
NVIDIAのサポートが続く間、セキュリティアップデートを受け取ることで、Microsoftのサポートが終了しているOSでもある程度の保護を維持することができます。しかし、OSをアップグレードできる場合には最新のOSへのアップグレードを検討することをお勧めします。
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